欅製材


珍しく2日連続の日記。しかも欅つながりで。挽きたて興奮冷めやらぬ状態でお届けします。

雨上がりで少し暖かい本日午後、材木屋さんから「欅挽きましょうよぅっ」と電話。
一昨年の秋に仕入れて、その後丸太のまま風雨に晒し、木の中で暴れを出して落ち着かせておいた木です。

これは1昨年秋の写真(確か2010年10月頃)。木口も綺麗で、この少し前はいかにもいい木肌の青紫の樹皮がついていました。


そして本日午後。およそ1年半野ざらしにした後の状態。樹皮は剥がれ、元々白太(しらた/木の中心から遠く樹皮に近い部分)は少なかったですが、ところによってはその白太も腐れて赤味のみになっています。


製材台に据え付け向きと厚みを決め、挽き始めたところです。
割と寝かせたからか暴れる事なく、特にびっくりする程の木目でもなく進んでいきました。
芯を挟んだ初めの半分が上の写真です。


そして芯を挟んだ後の半分がこの写真です。
上の写真とよく見比べるとひっくり返した後なので、台に乗っている木の天地が逆です。
製材歴半世紀以上の親爺さんが「こっちは良い木目が出るよぅっ」と一言。仰せの通りの木目と親爺さんの半世紀以上木と向き合ってきたその目は今思い出してもぞくぞくします。まっすぐではないけれど目詰みで上品な流れるような木目。挽きたてはピンク色だった表情が少しオレンジ味を帯はじめこの後の乾燥に期待が膨らみます。

コーバ裏の神社の置き場に移動し、桟干しです。時折気分転換に神社の上まで急階段を登り多摩川を挟むこっちとあっちの町並みと青梅線を見ながら昼飯を食べに来ます。これからは上まで行かずにこの欅の横で食べてるかもしれません・・・。

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