スギとシオジ

080619.jpg
杉と塩地の巨木の挽き板です。

巾110cm長さ360cm厚2cmのスギを3枚、巾90cm長さ310cm厚2cmのシオジ
を1枚頂きました。手前に写っている赤っぽい木は大体僕と同じ位の大きさですから
その大きさがなんとなく伝わるのではないでしょうか?

僕のコーバから50M程離れた所に材木屋さんがあるのですが、その材木屋さんを
中心に半径50Mに建具屋さん、在来工法の大工さん、そして家具屋の僕と4軒も
木を扱う商売をしている人がいます。これはかなりの密集率で、なんだか一昔前の
下町のようだなと一人でこの環境をとても喜ばしく思ってます。

その中の建具屋のIさんはもうかなりの御年ですが、一級技能士の資格も持って
おられ木工に限らず、昔のよもやま話などいつも色々と楽しく話を聞かせて頂いて
います。が、最近体調が優れないとの事で少しずつコーバを整理されています。
僕も木が好きなので使うあてのない材料までちょっとずつ集めていますが、Iさんは
半端でない量をお持ちです。僕にも色々と下さろうとするのですが、なんだか寂しい
気がするのでお断りしてるのですが、流石に「これはもう扱えないし、外で腐らせる
のも勿体無いから持って行ってくれ」と言われたのが写真の木達です。

この木をコーバに置くのに半日掛かりました。手持ちの材も整理したのですが、それ
らのなんと扱いやすかった事か。因みにこんなデカイ木と独りで無理な体勢で格闘
していた為首を痛めてしまいました・・・。その後、材木屋さんも愛車のフォークリフト
でご自分の畑で取れたきゅうりや製材時に出た薄材を差し入れに来て下さったの
ですが、この木を見て一言、「呼んでくれれば良かったのに・・・」。
どうやら無駄に首を痛める必要はなかったようです・・・。

Iさん、どうもありがとうございました。

追伸;なんだか連日、人の好意に触れています。

コメント投稿




コメント