クルミとケヤキ【青梅ー日向和田産ー】


今春伐採のクルミとケヤキ計4本を現地の地主さんから頂いたので、製材しました。

丸太を頂けるというのは私にとっては非常に嬉しい話なのですが、地元青梅のクルミは特に良質と感じます。
何が良質かというと・色味・粘り・木味でしょうか。
今までに今回と同じ日向和田産1本、長渕産1本を挽きましたが、赤味が強く木が丈夫で(粘りがあり比重が通常のくるみより重い感じ、実際には計ってないのであくまで感覚的なものですが)、繊維の配向で木目がキラキラしていました。
土地柄、多摩川や沢筋が近く水があがり易い環境です。これによって恐らく独特の青い筋が出るのではと推測しています。
強い赤味は土の性質によるものではないかと推測していますが、分りません。分らない所が面白いとも言えます。


今回も大きな腐れや虫食いは見当たらず、木口をみても良質な感じはしており、持田さんといいのでるね、なんて話してました。


今回のクルミは10メートルを超えるものだったのでそれぞれ3メートルに3本に切ってもらいました。
これは1番玉です
いい感じのカーブがついてます


2番玉


3番玉


米蔵さん
かっこいい


いい色味で渋い感じの木目のケヤキ


クルミの2番玉
前回の桜に続き、バタは3寸に挽いてランプの笠やボールなどにしようと思います


3番玉は木の上部にあたるのでどうしても枝分かれや木が大きく曲がったりしているので3メートルを半分にしました。
それでも4人仕様のテーブルなどは作れそうです。
美しいです枝分かれ部


まあケヤキは重いです・・・。
月曜に挽いて野ざらしにしていましたが、雨降りかと思えば真夏みたいな日差しが照り付ける日もあったりで、早く置き場の小屋の中に入れたいところでした。天然乾燥の過程において、一番良くないのは直射日光による木口からの干割れです。
大概イン5板(1寸5分=45mm厚)ですが、それでも巾が500ミリもあるので重いのですが、芯持ちは二5板(2寸5分=75mm厚)に挽いたので、ちょっと腰が砕けるんじゃないかと思う程重かったです。


乾燥するのが楽しみです。(苦しみも乾燥が終わり、使える段階から始まるのですが・・・。)
あよそ2ー3年位したら持って来れると思います。

いいテーブル作れると思います。
どなたかご検討よろしくお願い致します

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